中小企業の採用は難しい?1分でわかる「求人応募が来ない理由」と解決方法|人がこない会社の「人が集まる仕組み」作り方
『うちは中小企業だから求人応募が来ない。良い人も来ない。
中小企業の採用は難しい・・』
多くの中小企業は採用に苦戦・悩み、経営者や採用担当者がよくそう言います。
しかし実は、人が来ない理由は
「中小企業だから」ではありません。
では「なぜ来ないのか」、
その理由と解決法をご紹介します。
採用に苦戦していた中小企業が応募数19倍・優秀な人材が来るようになった例
「中小企業だから人は来ない」のか。実際はそうではありません。
なぜなら、低コストで採用に成功している中小企業が数多くあるからです。
例えば・・
【以前】 年間で数百万円の広告費をかけても中途採用0人が続いた塗装業
【現在】 3か月で『応募19人』『採用7人』
【以前】 求人広告に多大な投資をするも新卒採用がほぼなかった携帯ショップ
【現在】 新卒『年間300人応募』『採用単価は半分に激減』
【以前】 「新卒求人倍率100倍の美容業界」で新卒が毎年0人だった美容室
【現在】 新卒採用人数が『毎年7人以上』
実はこれらの中小企業は、
「条件(給料や福利厚生)」を変えたわけでもありません。
「広告コスト」を増やしたわけでもありません。
伝える「方法」(見つけてもらう仕組み)と
伝える「内容」(会社の魅力)。
この2つを変えただけです。
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ではまず、あなたの会社が
「見つけてもらえる仕組み」を
ちゃんと持てているのか。
1分でわかる「簡単チェック方法」で
確認してみましょう。
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1分でわかる「なぜ応募がこないのか」チェック方法
スマホを使い、あなたの会社の求人情報を
ネットで検索して見つけてください。
ただし検索する時、ルールが3つあります。
■ルール1・・必ずスマホで検索すること(パソコンはダメです)
■ルール2・・「企業名や屋号」を検索キーワードで使ってはいけません
■ルール3・・有料求人広告サイトに掲載している場合、それは対象外とします
制限時間は3分間です。
ではスタートしてください!
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・
・
・・・いかがでしょうか。
あなたの会社の求人情報は見つかったでしょうか。
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実はこの作業で、あなのた会社が
「知ってもらう仕組み」が出来ているかが分かります。
出来ている会社なら、30秒以内に見つけることが出来ます。
遅くとも1分以内には見つけられます。
では、なぜスマホで検索してもらったかと言うと、
いま求職者の8割以上がスマホで仕事を探すからです。
私は40代後半ですが、
50代も60代もスマホで仕事を探す時代です。
スマホの普及率は2018年現在、
30代以下が90%以上、40代で85%、50代も70%以上。
つまりスマホで求人情報が1分以内に見つけられない企業は、
求人市場の最低限の土台に乗れていません。
ですからスマホで検索して、自社の求人情報が
1分以内に見つかる企業は「仕組み」が出来ています。
見つからない企業は「仕組み」が出来ていません。
なお私が主催する採用セミナーでいつも受講者に検索してもらっていますが、
9割の企業は5分たっても自社の求人情報を見つけることが出来ません。
だから変な言い方ですが、その「仕組み」を
9割は持っていないのですから、実は「チャンス」なのです。
さて、では解決策の前に
なぜ「中小企業に人が集まりにくい」のか、
なぜ「大企業に人が集まる」のか。
まずその「本質」をご紹介します。
読み飛ばしてもらっても結構ですが、
これを理解した方が、より効果がでる「仕組み」を作る事が出来ます。
人が集まる「採用が上手い」会社 2つの理由
ではなぜ中小企業に来ないのか、なぜ大企業が人気に集まるのか。
その本質は2つあります。
人が集まる会社 理由1「認知度が高い」
1つは「名前を知っている(認知度が高い)」からです。
例えば新卒に人気が高いのは「BtoCビジネス」の企業ですが、
社会人になった後で転職先の人気企業は「BtoBビジネス」で有名な企業が多いです。
この人気の差が生まれる理由は、大学生にとって実生活の中では
BtoCビジネスの企業を「知る機会」が多いからで、
社会人になってからはBtoBビジネス企業を「知る機会」が増えるためです。
言い換えるなら、大学生がBtoBビジネスの優良企業の名前や、
その企業の魅力を「知る機会」が増えれば、人気ランキングは変わるはずです。
つまり「認知度が高い」企業に人が集まりやすいと言えます。
人が集まる会社 理由2「わかりやすい魅力」
2つめに「わかりやすい魅力がある」からです。
大企業の最大の魅力として「安心・安定しているイメージ」があります。
また「何をしている企業」で「社会でどう役だつか」という、「会社の魅力」を知る機会も多いです。
小学生風の表現をすると、りそな銀行はお金を扱う会社で、ANAは飛行機の会社、サントリーはお酒やジュースの会社です。
それぞれ「何をしている会社」で「どう社会に役立っている」か、わかりやすいイメージがあります。
そしてこれら3つの企業は実際に大学生の就職人気ランキングのトップ10に入っています。(2018年卒)
つまり「わかりやすい魅力がある」会社に、人が集まりやすいと言えます。
2つがそろえば中小企業も新卒採用できる
整理すると「大企業に人が集まる」理由は、以下の2つです。
理由1 「認知度が高い」
理由2 「わかりやすい魅力がある」
言い換えると「中小企業に人が集まりにくい」理由は以下です。
理由1 「認知度が低い」
理由2 「会社の魅力が伝わっていない」
もちろん中小企業が大企業並みの
魅力・認知度になるのは簡単ではありません。
しかし言い換えるなら、大企業ほどではなくてとも
「認知度が高い」「わかりやすい魅力」が伝われば、
人は集まるということです。
ちなみに「大企業より中小企業の方が良い」とさえ言う大卒は
実は過半数を超えているのです。
実は大卒の過半数は「大企業の就職」にこだわっていない
「中小企業でも良い大卒」は50%以上いる
就活中の大学生を対象にしたアンケート調査によると、就職先が
「やりがいがあれば中小企業で良い」
「大企業よりも中小企業の方が良い」
という比率が全体の50%以上もありました。
つまり過半数の大学生は「絶対に大企業」にこだわっていないのです。
大卒の「3分の2」は中小企業に就職している
実際に、大卒の新卒で考えてみましょう。
大企業は毎年、定員通りの採用を成功させていますが、
その人数は大卒全体の3分の1に過ぎません。
つまり残りの3分の2は中小企業に就職しています。
繰り返しますが、大学生の過半数は「やりがいがあるなら中小企業で良い」と答えています。
恋愛に例えるなら、大企業を選ぶ人材は「テレビに出るアイドル」を狙う層です。
しかし中小企業を選ぶ人は「クラスで性格が良い、手に届く可愛い子」を狙う層です。
アイドルほど見た目が良くなくても、ちゃんと性格(中身)を好きになる人です。
つまり性格の良さ(会社の魅力)さえ伝われば、
中小企業でもチャンスは沢山あるのです。
実際に中小企業の中には、
明らかに「採用上手」な企業が沢山あります。
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採用上手なライバル会社は「条件」で大きな差がある?
ではそんな「採用が上手」中小企業はみな、
給料が抜群に高いのでしょうか。
福利厚生が抜群に良いのでしょうか。
また、あなたの会社の同業種の中小企業の中にも
「採用が上手」な会社があります。
その「採用上手な同業種の会社」は、あなたの会社と比べて
給料や条件が抜群に良いのでしょうか。
おそらく条件面では「極端は差」は無いはずです。
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では「採用が上手」な企業は何が違うのか?
それは「伝え方(方法・内容)」が上手なのです。
逆に上手くいかない企業は、
「伝え方(方法・内容)」に問題があるのです。
つまり「中小企業だから人が来ない」のでは無いのです。
地元志向の優秀な人材は沢山いる
なお、最近の20代は「地元志向」が昔よりも増えています。
またキャリア採用も同じく、地方から都会にでた優秀な人材がキャリアを積み、
「地元で働きたい」と思う人もいます。
ですから多くの中小企業が「新卒採用」に取り組みますが、
地域密着の中小企業は新卒に固執せずに
「29歳までは新卒」とすそ野を広げて「地元志向の第二新卒」を狙ったり
「地元志向のキャリア採用」を狙うのも1つです。
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私の会社は大阪市にオフィスがありますが
ホームページ制作を手がけるデザイン部がある本社は
大阪の高石市という、かなり田舎にあります。
しかし私はこの数年、制作技術者(webデザイナー)の新卒採用に苦労はしていません。
なぜなら「満員電車に乗りたくない」地元志向で、
かつ実務経験が無い20代の人を「新卒」として採用しているからです。
自画自賛になりますが、弊社の社員はみんな、
性格が良くて頭の回転も速く、
技術力も高い優秀な社員です。
そしてほぼ全員、大卒およびデザインの専門学校卒です。
つまり「地元志向の若くて優秀な人材」は沢山いるのです。
生々しい採用単価を公表すると、1人あたり1万円以下です。
ちなみに「優秀な若い人材」は、
ハローワークからも採用できています。
だから私は「中小企業だから優秀な人は来ない」とはまったく思いません。
「人が来ない理由」は「伝え方(方法・内容)」に問題あるのです。
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ではどうすれば良いのか。
その解決策をご紹介します。
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採用上手な会社を作るための「たった2つのこと」
採用戦略「2つの活動」
人が集まらない理由は2つ。
「存在を知らない」「魅力が伝わっていない」からです。
それを解決するには、2つの活動が必要です。
それが以下です。
「知ってもらう活動」・・認知度を上げる「方法(仕組み)」をつくる
「選んでもらう活動」・・応募したくなる「内容(会社の魅力)」を伝える
「知ってもらう」人を増やし、
知ってもらった人に、会社の魅力を伝えて「選んでもらう」。
単純な理屈ですが、本質はこの「たった2つだけ」です。
ではまず「知ってもらう活動(方法・仕組み)」をご紹介します。
知ってもらう活動:「仕組み」の作り方
「認知度3つのランク」と地域密着・中小企業が目指すランク
「採用」という視点で見ると、企業の認知度は3つのランクがあります。
- Aランク 日本の5%以上が知っている企業
- Bランク 地域の「ターゲットになる求職者」の5%以上が知っている企業
- Cランク 「地域×職種×求人」で検索して1分以内に求人情報が見つかる企業
- <ランク外> 検索しても求人情報がみつからない(広告媒体しか見つからない)
Aランク企業はいわゆるBtoCビジネスの大企業です。
「有名企業」と言われると、多くの方がここに該当する企業をイメージします。
しかし「日本で有名」になる必要はまったくありません。
「地域で有名」なら、採用活動では十分です。
つまり地域密着の中小企業はBランク(地域の求職者の5%以上が知っている)、
少なくともCランク(検索して1分以内にみつかる)の認知度が必要です。
ところが地域密着の中小企業の9割は「ランク外」の状態です。
つまり、検索しても「すぐ」見つからないので
「会社の魅力」が伝わっていないのはもちろん、
そもそも求人をしている事すら「地域の人が知らない」状態です。
だから「人が集まりにくい」のです。
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そこで、検索して1分以内に自社の求人原稿が見るかる「仕組み」を作ります。
それが
「入口(知ってもらう仕組み)」と
「出口(求人原稿)」です。
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「入口」として「7つのWEBサイト」を持つ
まず「入口」ですが、最低でも「7種類のwebサイト」が必要です。
それが以下です。
①ホームページ(公式サイト)
・もっとも重要なサイト(必須)
・採用情報が充実して、スマホ対応されている事が最低条件
・20~30代を採用するなら、おしゃれで今風のデザインも絶対条件
・公式サイトは主に「顧客」および「新卒採用」で使うのが一般的
②採用専用ホームページ(自社採用サイト)
・新卒/中途/パートを含めて、年間10人以上を採用する場合、公式サイトと別に「自社採用サイト」を別に持つのも必須
※「採用上手な中小企業」ほど、採用サイトを別で持っている
③自社ブログ
・公式ホームページ内に持つのが理想
(※難しれば各種SNSと連携しやすいアメーバブログでもOK)
④instagram(インスタグラム)
・三大SNSサイトの1つ。
・新卒採用(20代)に力を入れる場合は、アクティブ率(ほぼ毎日見る)が80%のサイトなので外せない
⑤Twitter(ツイッター)
・三大SNSサイトの1つ
・新卒採用(20代)に力を入れる場合は、もっとも若い利用者が多いので外せない
<補足>
・残りの3大SNSであるfacebook(フェイスブック) は、あれば理想だが無くても良い
⑥ハローワーク(ネット版)
・無料で掲載できて、かつ日本№1の求人サイト「indeed(インディード)」にも自動掲載されるので、掲載するメリットは多い。
<補足>
採用担当者から、「ハローワークに掲載しても人なんて来ない」または
「ハローワークからの人の質は悪い」と言う声も良く聞きます。
しかし「地域密着企業」に限定するなら、ハローワークでも優秀な人材の応募はあります。
「来ない」と言う企業の多くは、公式ホームページが充実していない事が多いです。
⑦indeed(インディード)
・日本最大の「無料」求人サイト(※有料広告も出来る)
・求職者の多くがここに集まるので必須
・indeedとホームページの組み合わせが必須(これだけで応募率はかなり上がる)
<補足>
・無料の求人原稿は、ある程度は簡単につくれる
・実はかなりクセがあるサイトのため、indeedの専門知識を持つ人が使うと、効果が10倍以上伸びる
「7つのサイト」は組み合せで最大効果を発揮する
なお、これら方法は1つだけでは無く、
複数の方法が組み合わさって、最大の効果を発揮します。
例えば、ハローワークであなたの会社に興味を持った人は
「優秀な人」ほど、必ず自社ホームページを見ます。
また20代が積極的に使っている
SNS(ツイッターやインスタグラム)も同じです。
あなたの会社の存在をSNSで見つけた人は、
興味を持てば、必ず自社ホームページを見ます。
中途採用・パート採用の求職者も
求人サイトのindeed(インディード)で会社を見つけ
同じく興味を持てば、自社ホームページを見ます。
つまり、複数のWEBサイトが組み合わさって
「知ってもらう」人がどんどん増えていくのです。
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そして最後に「入口」から集めて、
自社の求人原稿が載っている「出口」に誘導します。
応募を集める「出口」は「自社ホームページ」
その「出口」こそ、
自社ホームページの採用情報ページです。
(公式サイト また は自社「採用」サイト)
「たくさんの入口」と「出口」を1セットにした「仕組み」を持つことで、
欲しい人材からの応募数が増えます。
この記事の最初の方で、
『採用上手な会社はスマホで30秒以内に【自社の求人情報】を見つけられる』
と紹介しましたが、
それが出来るのは、googleなどの「検索サイト」はもちろん、
各種SNSやindeedと組み合わせて、
ホームページに「求職者を集める仕組み」ができているからです。
だからこの「仕組み」をつくれた企業では、以下のような結果が出ています。
【以前】 年間で数百万円の広告費をかけても中途採用0人が続いた塗装業
【現在】 3か月で『応募19人』『採用7人』
【以前】 求人広告に多大な投資をするも新卒採用がほぼなかった携帯ショップ
【現在】 新卒『年間300人応募』『採用単価は半分に激減』
【以前】 「新卒求人倍率100倍の美容業界」で新卒が毎年0人だった美容室
【現在】 新卒採用人数が『毎年7人以上』
つまり、自社ホームページで「仕組み」を作れば
人は充分に採用できるのです。
「中小企業だから」人が来ないのではく
「知ってもらう仕組みが弱いから」人が来ないのです。
選んでもらう活動:「魅力的な求人原稿」の書き方
最後に、「知ってもらう仕組み」が出来たら、
ホームページに「何を伝える(求人原稿の内容/会社の魅力)」かです。
「選んでもらう活動」がこれに当たります。
伝える「内容」によって、
集まる「人の質」が変わります。
もちろん応募人数も変わります。
これらはさらに長文になるので、
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もしご興味があれば、ぜひ参考にしてください。