9割の会社のホームページは「問題だらけ?」応募がこない5つの理由と解決法
「ホームページで人なんか来ない・・」
多くの経営者や採用担当はそう言います。
しかし実際はホームページを変えた結果、
以下のような実績例は数多くあります。
【以前】 年間で数百万円の広告費をかけても中途採用0人が続いた塗装業
【現在】 3か月で『応募19人』『採用7人』
【以前】 求人広告に多大な投資をするも新卒採用がほぼなかった携帯ショップ
【現在】 新卒『年間300人応募』『採用単価は半分に激減』
【以前】 「新卒求人倍率100倍の美容業界」で新卒が毎年0人だった美容室
【現在】 新卒採用人数が『毎年7人以上』
このようにホームページを「正しく活かせれば」
必ず応募が増え、採用が出来るのです。
ところが、「応募がない」と悩む企業に訪問し
ホームページを見させてもらうと
実は9割の企業は、「応募がなくて当たり前」のホームページになっています。
.
では応募がある企業/応募がない企業では、
ホームページはどこが違うのでしょうか?
今回はホームページで応募が集まらない企業の
「原因」と「解決方法」をご紹介します。
.
求人応募が多いホームページ「5つの条件」
応募がある企業のホームページは、以下の5つが出来ています。
①おしゃれ(デザイン性)
● 女性や若い人が見て「清潔感」や「明るい未来」を感じるデザイン
● 「若い人」「優秀な人」が欲しいなら見た目が重要
.
②見やすい
● 「スマホ対応」されている(絶対条件)
● 最終出口(応募フォーム)への導線がスムーズ(迷わない)
.
③分かりやすい
● 採用情報(募集要項や会社の魅力)が充実して掲載されている
● 募集要項は「勤務地」「仕事内容」「雇用体系」別にページが分かれている
.
④出口設計
● メール応募フォームが設置されている
● 電話応募方法(担当者名・電話番号)が明確に掲載されている
.
⑤集める仕組み
● 求職者をホームページに集める「仕組み」がある
.
つまり、言い換えるなら
応募がない(少ない)企業のホームページには
これら5つのどこかに問題があります。
.
そこで応募がない企業のホームページには
具体的にどんな問題があるかを簡単に解説します。
.
よくある問題① ホームページの見た目が「古い・ダサい・怪しい」
当たり前の話ですが、
「見た目が悪い」ホームページの企業を、求職者は敬遠します。
ところが現実は・・・
● 古いホームページや、
● 怪しい雰囲気のホームページ
● 明らかに手作り感があるホームページ
● お金をかけずに突貫で作った感があるホームページ
・・などの企業が、かなり多いです。
それは特に、「人が来ない」と悩む企業ほど、
現実はそうなっています。
逆に「人で困っていない」という企業は
ホームページの見た目は
洗練されていて、今風でオシャレです。
.
高い広告費を出して有料求人サイトで
素晴らしい「会社の魅力」をどれだけ伝えても、
本気で検討してくる「優秀な人材」や「若い人」ほど、
必ずホームページをチェックします。
しかし、「ホームページの見た目が悪い会社」だった場合
求職者はこう思います。
「・・この会社、本当に大丈夫かな?」
.
「人は見た目じゃない」と言われますが、
服や髪がものすごく不潔な人が面接にきて、採用するでしょうか。
人も企業も「見た目が9割」で判断されます。
「この企業の未来は明るい」と
求職者に感じさせる見た目(ブランディング)も重要です。
.
よくある問題② スマホで見にくい
求職者の8割はスマホで仕事を探す時代です。
しかしスマホ対応されていないホームページの企業が
いまだに多いのが現状です。
.
さらに採用情報がどこに書いてあるのか分からない、
何をどう見て良いのか迷うホームページも多いです。
「見やすい・迷わせない」のも
応募を増やす条件の1つです。
.
よくある問題③ 採用の情報量が少ない/募集要項が分かりにくい
よく採用担当者から「有料広告サイトから人は来るけど、
ホームページから人なんて来ない。」という話を聞きます。
しかしそういった企業ほど、
ホームページに採用情報が1ページしかなかったり、
採用情報が載っていないことすらあります。
これでは
「ホームページから人が来ない」のではなく、
「人が来ないホームページ」です。
ですから、まず充実した採用情報を掲載しましょう。
他にも募集要項は、
必ず「勤務地別」「仕事内容別」「雇用体系別」で
求人原稿をページで分けて掲載しましょう。
.
よくある問題④ 応募フォームが無い/入力項目が多すぎる
どこに電話すれば良いか、
誰(担当名)に問い合わせすれば良いか
かなり迷うホームページが多いです。
また、ホームページで応募を増やすなら
「メール応募フォーム」は必須です。
しかし未だにホームページに設置されていない企業も多いです。
また「応募フォーム自体」に、
問題がある企業も多いです。
実は、求職者の9割近くは
応募フォーム画面で離脱しています。
ですから「入力項目」を減らすだけでも
応募数は確実に増えます。
例えば生年月日の入力が必須の企業もありますが
求職者からすると、ものすごくハードルが高いです。
これは人事管理システムを利用している企業でよく見受けられますが
「生年月日を入力するぐらいなら、
面倒だから応募をやめておこう」
と思う求職者は、実はかなり多いのです。
ぜひ入力項目を見直し、1つでも減らして欲しいと思います。
.
よくある問題⑤ 求職者を集める「仕組み」が弱い
そもそもホームページで人が来ない最大の理由は、
求職者をホームページに「集める仕組み」が弱いからです。
そのため、SNS(ツイッター、インスタグラム、facebook)や
無料求人サイトのindeed(インディード)に「入口」を作り、
求職者をホームページに集める仕組みを作りましょう。
ホームページは「自分専用の釣り堀」/求人広告媒体は「人があふれる釣り堀」
よく採用活動は「釣り」に例えられます。
現在の求人広告媒体は、
いわゆる「人があふれる釣り堀」です。
釣り(採用)が上手い企業は、そんな釣り堀でも釣れます。
しかし、ほとんどの人は釣れません。
釣れる人は、釣れない時にすぐに改善して
「釣れる方法」にどんどん切り替えます。
しかし釣れない人は「釣れない方法」のまま、
違う釣り堀に移動して釣ろうとします。
ところが「釣れない方法」のままなので、
どの釣り堀でもやはり釣れません。
これは「経験・装備・エサ」の3つの差です。
ではどうしたら良いのか。
経験は積むしかありませんが
「装備」と「エサ」は埋める事ができます。
装備が「仕組み(ホームページ)」、
エサが「求人原稿(会社の魅力)」です。
「仕組み」がある状態で勝負すれば、
釣り堀でも、今よりももっと釣れる可能性は高くなります。
逆に「仕組み」が弱い状態で、
広告媒体という「釣料が高くて、人があふれる釣り堀」で釣るのは、
もはや1発勝負のギャンブルです。
しかし多くの企業は、求人広告媒体の募集要項に充実した情報を伝えているものの、
自社のホームページの採用ページに力を入れていません。
ホームページが求人広告媒体よりも、
情報量・内容共に充実している企業は、10社に1社もありません。
求人広告媒体は求職者にとって
同じレイアウトで仕事内容や給与条件を比較しやすいため、
活用する求職者が多いです。
しかし興味がある企業を見つけた後、
真剣に検討する人ほど、
求人広告媒体の情報だけでは情報が足りません。
そのためホームページを見ます。
ところがホームページには、
求人広告媒体以上の情報が書かれていません。
つまりせっかく企業に興味を持ってくれたのに、
行動(応募)を起こすには情報が足りずに
足踏みしている人がかなりいるのです。
これは本当にもったいないです。
自社ホームページは
「誰もいない自分専用の釣り堀」です。
そして求人広告媒体は、
「人があふれる釣り堀」です。
人があふれる釣り堀は、
釣りが上手い人しか釣れませんが、
「自分専用の釣り堀」なら
釣りが上手くない人でも釣れるのです。
だから自社ホームページを
ぜひ活かして欲しいと思います。